ハードルアーでホッケを釣ろう!
初めてのルアーでのホッケ釣りをかしさんがわかりやすく解説してくれました!

かしさん
ハードプラグ、ワーム、ジグ、エギング…
最近はスピナーベイトに凝る小樽の釣人。
釣りへの探究心は底が無い、ルアー釣り先駆者。
サイト管理人のワームの師匠。
(いつもお世話になっております)

はじめに

ホッケは手軽にハードルアーで狙えるお魚です。
寒いですが皆さんもハードルアーでホッケ釣りを楽しみませんか?

冬になるとホッケは岸寄りします。磯場や港内に群れをなして回遊してきます。
このホッケの回遊に当たるかどうかが釣果の差になります。

どこで釣りをするかが大切です。そこのポイントにあった釣りをセレクトすると爆釣モードにつながります。

ちなみに大きな港の中ではお魚のプレッシャーが高くなってしまうのでハードルアーでは厳しい釣りになってしまいます。
初冬から春にかけてはプレッシャーがあまり高くないのでハードルアー釣りにはもってこいです。

ちなみに小樽の勝納埠頭(4〜5月には釣れる)や岩内のフェリーターミナル前など、エサ釣りでも繊細なタックルでなければ釣れない場所はハードルアー釣りは厳しいです。

ホッケ釣りの一般的な場所だと大抵は大丈夫です。


釣り方
ハードルアーといっても色々な物があります。
その時々の天候やホッケの回遊情況に合わせてルアーをチョイスした方がより楽しめます
ルアーアクションについて
◆棒引き
ロッドの操作はせずに一定のスピードでリールを巻いて来るだけの方法

◆ストップ&ゴー
ロッドの操作はせずにリールを巻いて来るスピードに変化をつけたり、巻くのを止めてみたりする方法。
色々なルアーに使われる万能テクニック。

◆トゥイッチング
リールを巻きながらスナップを効かせロッドティップ(竿の先端)を数センチ〜数十センチ押し下げること。
連続して行うとショートトゥイッチングとなる。

◆ジャーキング
トゥイッチングと同じ要領で行うがロッドティップ(竿の先端)を大きく(30cm以上)押し下げること。
リールを巻くスピードとアクション(竿先を押し下げる)とのタイミングが難しい。


@メタルジグ
ホッケ釣りでは一番ポピュラーなルアーです。
重さは7gからありますが、一般的には28gや18gの物が道内には多く出回っています。
最近では40gや50gの物も見かけるようになりました。

メタルジグの利点としては遠投が出来るということです。

40gや50gの物を使用すれば投げ釣りでしか釣れないような時でも狙えます。
しかし、重いルアーは早く沈むので根がかる確率も高くなってしまうので注意してください。
遠投力と根ががりの確率を考えると28gや18gの比較的軽いメタルジグの方が釣りやすいです。

ホッケがいるかどうかわからない時や風が強い時、特に広範囲を探りたい時に使います。

ルアーアクションはリフト&フォール(下図C参照:着底させなくてもOK)が個人的にはよく釣れると思いますが、棒引きでも釣れます。
トゥイッチングやジャーキング、ストップ&ゴーを加えた方がより効果的です。

カラーはピンクや赤系などのアピール系カラーの物がよく釣れます。

バイトがあるのになかなかフッキングしない時はプレッシャーが高くなっていたり、ホッケの活性が下がっていたりします。
そのような時はルアーのカラーを青や緑・黒などのリアル系カラーにチャンジしたり、ウエイトを軽い物にチャンジします。


ジグ系
ジグ系が得意とするシチュエーション

サーフ…水深0.5以上。遠浅。
ポイントが遠い。
堤防…水深5〜6mくらいまで海底に藻が少ないポイント。
…砂地に根が点在する場所。完全な岩場は根掛りが多い。
河口…かなり流速でもOK。
@カーブフォール→着底→大きくリフトアップ→スロー〜ミディアムリトリーブ。時々トゥイッチを入れるのも有効。ジグ系ミノーでメインとなるアクション。
Aカーブフォール→着底→1mほどボトムくクロール。→軽くリフトアップしながらリトリーブ→カーブフォールの繰り返し。ヒットはフォール途中かボトムクロールの直後が多い。
Bカーブフォール→着底→一気にリフトアップ→超ファーストリトリーブ。高低両極端の活性時に有効。
Cカーブフォール→着底→小さくリフトアップ→カーブフォール→着底前に再びリフトアップ。テーリングに注意。
メタルジグ 28g(1oz)

カラーローテーションをする時はDのアピールカラーから順にチャンジしてゆくと効果的。


Aミノー
ベイトフィッシュ(ホッケの捕食してる魚)に似たフォルムを持ち、ただ引いて来るだけで本物のお魚のように泳いでくれるルアーです。

一般的にソルトウォーター用に出回っているものであれば大抵釣れます。

サイズは70〜90oの物が使いやすいです。

小さければ小さいほどバイトは多くなりますが、ウエイトが軽くなる為キャストしても遠くまで飛びません。
冬は風が強いため、ある程度重さがないと釣りづらいです。

ミノーは20〜30mくらいしか飛ばないのでその範囲内にホッケがいる時に使います。
メタルジグと違い、ただ引いて来るだけで本物のお魚のようにヒラヒラと泳いでくれるルアーです。

ミノーには
S:シンキングタイプ(水中に沈んでいく物)
SP:サスペンドタイプ(水中にゆっくりと沈む物)
F:フローティングタイプ(水に浮く物)
があり、タイプによって探る層が分かれます。

ホッケ釣りには広範囲を探ることができるシンキングタイプのミノーが適していると思います。

ホッケが泳いでいるタナを探るためキャスティング後にカウントダウンしてミノーを沈めて使います。
底まで沈めると根掛りやすいので表層から探り、徐々に沈めるカウントを増やしていきます。

ウキ釣りなっでホッケが表層まで浮いている時にはフローティングタイプの方が使いやすいですが、カウントダウンの数を少なくすることで対応できます。

ルアーアクションは棒引きでも釣れますが、ストップ&ゴー・トゥイッチングやジャーキングをくわえるとより効果的です。

タイプ別の特性とストップ&ゴー・アクション




ミノー系
ミノー系が得意とするシチュエーション

サーフ…水深0.5〜3m。
あまり波がない状態。
堤防…水深2〜5m。
ただし3m以上はディープ系のみ。
…水深1〜2m。波のない日がベスト。
ヒットすれば大型が多い。
河口…極端に流れが遅くなければOK。
水深2mまでが釣りやすい。
@スロー〜ファストのステディリトリーブ。活性が高ければこれだけでOK。
Aストップ&ゴー。2m〜3mリトリーブしてミノーが水面に浮き上がるまで待つ。
Bダートアクションを演出するジャークリトリーブ。低活性時有効。
Cディープ系オンリー。一気にボトムまで潜らせ、4〜5秒浮かせて再び潜らせる。
Dディープ系オンリー。ファストリトリーブでボトムをリップでたたく。
Eトゥイッチを2〜3回行い、そのまま静止させる。高活性時有効。

(ジャーキング用)

上から順にリアルカラー→アピールカラー。
カラーローテーションは下から順に。
遠投用の大きめのサイズの物
(ファットタイプ90o)
80〜85o
重さもちょうど良く使いやすいサイズ
(ディープタイプ)

ディープ用で普通のミノーより深く潜ってくれる。
使用するラインの浮力と竿先が水面上どれくらいの位置にあるかで潜る深さは変化します。


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