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1998年より、小樽港にアンモナイトみたいな貝が釣れると釣り人から聞きました。
BBSやメールで情報を募った所、様々なアオイガイ情報が送られてきたので抜粋致します。
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貝とその中身。<写真マルシィさん> |
■メール情報 調べた結果を1998年10月8日付けの道新スポーツ釣り面に掲載したことがございますので、その内容を抜粋してみますね。 「小樽港の勝納ふ頭や第3号ふ頭では、釣りバリに奇妙な貝が掛かってきて、釣り人を驚かせている。おたる水族館によると、この貝は肉食性の『アオイガイ』とのこと。 アオイガイは、巻貝の中に小さなタコが入ったような生物で、別名『カイダコ』とも。九州以南に生息し、卵を持って暖流に乗り北上してくる。 例年、波打ち際で見つかったり、漁師の定置網に掛かるなどして、同館に1、2個持ち込まれることはあるそうだが、今年はすでに10個以上という。実際に1日で20匹のアオイガイを釣った人もいるとか。 同館では、『調査はしていないので水温の影響だと答えることはできない。 釣り人の数が増え、捕獲数が増えたとも考えられるが、本来、適水温が20度以上でなければ生息できない魚が、現在水温が17〜18度の小樽港にいるのは解せない』と首を傾げている。」 以上です。 98年は全道各地でサケの岸寄りが2週間ほど遅れ、それを水温が高いせいだという人がかなりいました。 そんな中、小樽港で『変わった貝が釣れている』との情報があり、『海水温に異変!?』というタイトルでアオイガイを取り上げました。 その当時はこんなの見たことがないという声がほとんどでしたが、最近は結構な頻度で見られるようですね。 時期的にも10月始めぐらいに多く見られるようです。 アオリイカならぬアオイガイブームが来るかもしれませんね。 情報提供:S藤E子さん |